03_いろどりファーム
製作者 :
所在地 :
建設時期 :
竹の伐採本数:
いろどりファーム 有馬純一
香川県高松市
2014年12月~2015年3月
600本(伐採本数は500本程度)
バンブーグリーンハウスを作ろうと思ったきっかけは?
新規就農にあたりハウスを建設しようとしていた。当該地が住宅地であるため、なにかデザイン性のよいものはないかとインターネットで検索していたところ、BGHを発見した。図面をみると何より格好良く、作ってみたいと思ったのがきっかけ。加えて、初期投資が少なくてすみ、かつ話題性もあるなと思い、建設するに至った。
BGHを製作する中で苦労した点、工夫した点はありますか?
【工夫した点】
作業効率をあげるために、
・割竹作成にトラクターを利用
(トラクターの前方に竹割機を固定して、押しわる)
・割竹アーチの固定にステンレス線を使用
耐久性をもたせるために、
・土と接触させないよう、柱の下にブロックを設置
・割竹アーチの外側(ビニルに当たる側)の節は、
サンダーで削り滑らかに加工
【苦労した点】
・竹の伐採地が遠かったので、運搬が大変であった
・技術的な難しさはなかったが、何よりも人手が必要であった
BGHの使用状況(ハウスの利用、耐久性等)を教えてください。
年間を通して、野菜の栽培に利用している。サイドビニルを高くまで引き上げることができるので、暑い時期のハウス栽培として優れていると思う。構造上隙間が多いので、加温しての利用には不利だろう(冬期の無加温栽培は十分可能)。風について。最大瞬間風速28m/sの強風で一部破損したが補修可能レベルであった。通常、春から夏は、遮光目的で防風ネットを天からサイド、妻面にかけており、それが風に対して効果をあげていると考えている。柱やはりが割れて、ボルトにまで達するような場合には、番線で補強している。アーチが変形している場合には、割竹で補強(ダブルアーチ)している。
これからBGHを作る人へアドバイスをお願いします。
構造的には簡単なので、やると決めればできます。
一人でやろうとすると気が遠くなるので、有償無償かかわらず人手を確保することが大切だと思います。
有馬純一
文章: