top of page
06_ノウカナガイ

06_ノウカナガイ

製作者   :

所在地   :

建設時期  :

竹の伐採本数:

ノウカナガイ

兵庫県篠山市

2016年12月~2017年4月

孟宗竹100本

バンブーグリーンハウスを作ろうと思ったきっかけは?

地域おこし協力隊員が担当地区で放置竹林をなんとかして欲しいと言われていたことと、同僚隊員の新規就農とタイミングが重なったこと、などから共同で建設することになりました。竹の利用方法としての興味関心(協力隊員)と、通常のハウスより安く建設することができる点(ノウカナガイ)が魅力でした。

また、身近に建設経験のあるアドバイザーがいたことも、具体的に建設工程や建設後の活用についてもイメージができたことも大きかったと思います。

BGHを製作する中で苦労した点、工夫した点はありますか?

放置竹林から採取してくるのでまっすぐ筋の良いものはあまりなく、その曲がりをバランス良く組んでいくのが難しかったです。また、自前の工具が少なく、参加者の多くが便利な道具を持ち寄ってくれていなければ、より建設期間が長くなったと思います。さらに、採取する竹の選択も難しいと思います。建設時になり、柱にする竹が細すぎることが判明しました。

風が強く吹く谷に建設したため、ビニールの設営は朝6時頃の凪の時間帯を狙って行いました。時間が足りなくなり、ハウスの腰の部分を後回しにしましたが、結果として一部のビニールが破れたため、中途半端に終わらせず短時間で終わらせることが重要だと感じました。

また扉の設営は課題です。竹の柱に固定することが難しく、風で何度か破損しており、工夫を続けています。現在は、扉の枠の部分だけ住宅用の柱(古材)を使用しています。

BGHの使用状況(ハウスの利用、耐久性等)を教えてください。

現在は、苗作りの拠点・農作業機械や道具の保管場所、野菜の出荷や大豆などの乾燥調整場所、として利用しています、また、大きな国道からよく見える箇所に建設したため、特産品の出荷時期には直売所としたり、その他イベント会場として活用したりして活用しています。

耐久性への配慮は通常のビニールハウスと変わりません。台風のときにはドアやビニールをきっちり閉め、風の侵入によるビニールのまくり上げが起こらないようにしています。雪のときにはこまめに雪下ろしを行い、ハウス内でストーブを焚くことで多くの雪がハウス上に積もらないようにしています。雪対策として中央に柱を入れることは、設計上あまり効果がありません。ハウスの肩の部分の強度が、アーチにした竹の厚さや幅に依存するため、より丈夫な竹を下からあてがい、補強しました。何らかのミスで設計より扁平に(ハウスの方が張るように)なってしまったため、雪に弱くなっていると感じます。

これからBGHを作る人へアドバイスをお願いします。

竹の運搬が大変なので、竹林から近い場所での建設をおすすめします。竹割器は鋳物はすぐに割れてしまうので金属物を購入した方が良いです。さらに、竹のカットは事前に行うのではなく、柱や筋交いを組み立てるのと同時にしたほうがより良いと感じました。慣れていないと、細い竹を柱に選択してしまったりと、もう一度竹を切りなおすことになります。

積雪の多い地域では割竹のアーチは太め、間隔を狭めて作られると良いと思います。

竹の切り出しは、余分に行うべきです。アーチ部分が足りず、春先に追加で切り出した竹を用いましたが、すぐに虫食いが入り、使用中に天井から竹の粉が落ちてきています。

06_ノウカナガイ

岸田万穂、長井拓馬

文章:

06_ノウカナガイ
bottom of page